スーパードルフィー、エステ中

その1

(2001.01.26)

■気になる?

スーパードルフィーは、やはり、ウレタン樹脂の量産品ということなのか?、完成品として見るには、いろいろ、苦しいところがありますね。

中に添付されてるカラーコピーの説明書には、上級者キットとか書かれているし・・・おいおいみたいな。^^;;

完成品じゃないのか〜???^^;;

 

まあ、普通のおもちゃの量産品扱いの感覚で見れば、パーティングラインは胴体やらにあるぶんはそんなに気にならないでしょうけど・・・

 

さすがに、やはり、人形は顔が命・・・、目の回りのパーティングラインは、気になりすぎです。

 

しかも、うちの子、デフォメイク、線がはみ出しているし・・口紅も一部、口の中に、はみ出しが・・・これは、ちょっと、あんまりのような〜・・・TT);;;;;

スーパードルフィーを完成品として買った人で、全く工作できない人だったら泣いてるよ〜。まったくもう!!。

デフォメイクは、消して、やり直しという事になっちゃいます。だったら、最初から、組み立てキットとして売って、デフォルトのメイクを省き、そのような作業の人件費をカットで、もっと安く売って欲しいところです。^^;


■分解

私の場合、スーパードルフィーは、一体しかないので・・・

まず、最初にすることは・・・

折角、や〜っと来た、キラ(仮名)ちゃんとも、エステ中は、かわいい顔が見れなくなるので、当分、顔が見れない事への覚悟を決める事からです。・・・(お^^;;;

取りあえず、テンションゴムを外して、各パーツを、ばらします。手や足のたこ糸も外して置きます。

頭の中はこんな感じ・・・

目の回りのメイクや、パーティングラインを消す為にも、ドールアイを外す必要があります。ドールアイは、パテで固定されてるので、彫刻刃で、使いやすい形の刃を取り替えながら、少しづつ削って、取り去ります。


■メイク落とし

プラモデル用のラッカー系の塗料の溶剤を、多めに筆に含ませ、こすり、浮かしつつ、拭き取り、デフォルトメイクを除去します。

はい、綺麗に落ちました。


■パーティングライン処理

次にパーティングラインを処理します。

私の場合、パーティングラインの段差がひどい所は、まず、丸刃の大きいので、段差が出てる部分を、こりこり切って。次に、切り出し刃の刃を段差部分に、面と垂直に当てて、キーキー、シャーシャーと、大まかに削って、その後、サンドペーパーを掛けてます。慣れないと大失敗になっちゃう恐れがありますが、慣れれば、説明書にあるような、サンドペーパーだけ掛けてやっていくより、かなりの作業時間短縮ができると思います。

で、彫刻刃で削った後は、240、400、1000番程度に、サンドペーパの番数を上げて、水を付けつつ、磨いて、仕上げます。

今回はクリアカラーでのコーティングをするので、塗料の食いつきもあるので、仕上げは、1000番程度で、全体を、磨いて終了。

また、削った粉の綺麗なものは、取って置いて、気泡が発見された場合、瞬間接着剤と混合して、簡易パテとして利用します。

今回は、通常のガレキのように、下地塗装してカラー塗装はせずに、素材の色を生かす、クリアのコーティングだけの予定ですので、元の素材の色と同じなので、埋めて固まって、削れば、目立たないので、まあまあ、使えるかなっと思います。

指の入らない細かい所は、サンドペーパの角と楊枝を利用したりして、磨きます。


■パーツ細部加工

繋がって、一体化している、手や足の指を、切り離す為に、デザインカッターの刃をひっくり返し、刃のついてない方にして取りつけ、それで、ガリガリ、コリコリと引っかくようにして少しづつ、削ったり、デザインカッターで切ったりで、切り離します。

そして、切り離した、指の間を磨く為に、身近にビニールコーティングのまあまあ太めの針金があったので、それを曲げた物に、3ミリ幅くらいに細く長く切ったサンドペーパをはさんで巻きつけ、即席のミニ磨き工具を作りました。

それで、磨いて仕上げます。

取りあえず、パーティングライン消し、完了〜。


■洗浄

塗装に備えて、油分を落とす為に、中性洗剤で、歯ブラシ、スポンジを使って、各パーツを洗います

よく洗った後には、手の油とか付かないように、パーツ毎に割り箸とか針金等、利用して、それに保持させるとかして、よく乾燥させて置きます。

洗った後には、新聞紙とかには置かない方が良いです。新聞の黒インクがこすれて、パーツに黒い汚れとして付着したりしますので、置くなら、白い紙の上とかにしましょう。


■コーティング塗装

今回は、ウレタン樹脂の色そのままという事で、クリアでのコーティングのみです。

塗装皮膜が強いので、プラ用、ラッカー系の塗料を使います。

(もし、後に、その上から、何か塗りたい場合も、エナメル系の塗料とかで塗れば、専用溶剤でそれだけが拭き取れるのでOKです。そういう理由なので、、水性のスプレーも売られてたりしますが、皮膜が弱いので使いません。)

また、缶スプレーのつや消しクリアとかは、皮膜が薄いので、それのみで、コーティングに利用するのは、イマイチです。つや消しの塗料の場合は、塗れているかの確認でイマイチ分かりづらいというのもあります。

なので、まず、一旦、光沢のあるクリアで塗装します。(これだと、今どれだけ塗れているか確認しやすいです。)

缶スプレーによっては、メーカや種類によって、濃度が濃い場合があったりしますので、試し吹きをやって確認しておきます。缶スプレーの場合は、使う前によく振る事も忘れずに・・・。

缶スプレーとクリアカラー

缶スプレーや、エアブラシなどで、クリアカラーを、数回、塗り重ねます。

缶スプレーとか、いきなり、厚く塗ると、塗料がたれたり気泡が出来たりで大失敗しますので、塗装に慣れてない人は注意しましょう。(早く早くと、気があせって、一気に塗りたいなどと、思ってしまいつい、厚く塗ってしまったりするものですが・・・)

塗装をうまくする基本は慌てないで、うすくうすく、少しづつ乾燥させつつ、塗リ重ねて行くって感じですね。

作業時間短縮の必殺技・・ドライヤー(爆

私の場合、薄く塗りつつ、弱HOTで、ドライヤーを振って、温風を当てて、強制的に乾かしつつ作業という荒業を使っています。^^;

慣れてないと、缶スプレーとか、ボテっと厚く塗った部分が出来てしまった場合に、これをやると、ぶくぶくっと発泡してきて、悲惨なことになったりしますので・・・これは、やらない方が安全です。^^;;;

今回は、通常の塗装と違い、クリアのみですので、もし、失敗して、塗装して乾いてない所に、ちょっと埃が乗ってしまった、指が当たって指紋がついてしまったという場合でも、慌てず騒がず・・・。そこで、塗装作業をSTOPして、乾燥させた後、1000番程度のサンドペーパで、失敗部分を磨き、作業し直せば、すぐ復活できます。なので、もし、塗装が初めてでちょっと・・という人でも、ガンガン挑戦していただきたいと思います。

・・・つやつやになりました。(笑

この後、つやつやになったのをつや消しにするために、つや有りクリア塗料が乾燥してから、フラットクリアを塗って、コーティング完了です。

コーティングの最終乾燥させます。(安全をみて取りあえず、2、3日くらい置きます。)


あふ〜ん、キラ(仮名)ちゃんの顔が、見れないのは、さびし〜!!

                                  <・・・おいおい

はよ、メイクがしたいぃいいい〜!!(人形作りで楽しいのは、顔ですからね。通常ガレキとは違って、ドールアイな人形なので、瞳を描く作業はないので。)

・・・とか、叫びつつ、今回はこんな所です。^^;;;


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